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2010年 12月 17日

『ソレイユ』 東京公演

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 とてつもなく優しいフィンガリングでフェイド・インしてきた「ヒア・カムズ・ザ・サン」の旋律にいきなり鳥肌がたった。音色もビジュアルも、本当に美しい…。

 昨年の今頃、同じ場所で聴いたあの感動と同じ感触が思い起こされ、常に「最新のライヴがベスト」と感じられるコンサートの幕が開いた。

 リリース記念コンサート『ソレイユ』 村治佳織:東京公演はニューアルバム『ソレイユ』収録曲を全て演奏するスペシャル・コンサートとして、恵比寿ガーデンホールで行われた。
 丁度昨年の今頃も同じ場所で佳織ちゃんのコンサート観戦のために、このホールを訪れていた。

 贅沢にもアルバムそのものの曲順で構成された演出は、暮れの最後にファンが大満足するライヴとなった印象。とても贅沢な演出となった。
 下町!(日本)が世界に誇るクラシック・ギタリスト:村治佳織の機微は今年も極まる。さすがだ。

 ゲストとして登場された沖仁さんとのコラボレーションも興味深い。あの優れたフラメンコ・ギタリストが一歩引いて演奏しているニュアンスも新鮮で、佳織ちゃんのギターの迫力が
がぜん引き立つ演奏となり、ホールに力強く響き渡っていた。
 「2人のコラボレーションはまた観てみたい」と、会場の多くの皆さんも感じられたことだろう。

 演奏クオリティに比例するように、愉快で品格溢れるMCのそつなさ。もはや村治佳織はなにもかも手に入れてしまった。
 後はそのトップ・スキルを何年継続するか、今後のテーマの一つはそこにもあるように思う。

 昨年は「初二日酔い」のエピソードに会場が温かい気持ちに包まれたような記憶。
 今年は師走に向かって12月半ば前より暮れまで基本的に延々飲む相手がすべて決まってしまっていると言う、忘年会アホ・スケジュール渦中の自分を省み、自業自得に汗。

 世界最高水準にある村治佳織のような素晴らしい演奏を目の当たりにする度、毎年毎年、襟を正さねばと、二日酔いを含めて反省の意識に苛まれる。

 走り続けるという凄さ。鍛錬は身を結ぶという説得力。
 それらをまるで当たり前のことのように、努力の姿を見せないまま、実にしなやかに演じきる技量。
 そしてそのスタイルは、どこを切っても「美」というキーワードに包まれている。
 ため息ものだ。圧巻の、かつ年間ベスト・ライヴ物件の証人となり、控え室へのご挨拶を経て即吉祥寺へ移動。
 佳織ちゃん、おつかれさま!

 音楽人Aとの嬉しき乾杯。輩とももう24、25年ぐらいのつきあいか…。感慨深し。

投稿者 yonezawa : 2010年12月17日 18:00

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