2010年 08月 6日
いぶし銀
昼間、Rちゃんの「出社させない攻勢」は尋常でなかった。
昼食を共にし、トマト、餃子、ふりかけご飯を1時間かけて食べさせ、トイレの大小を分けてサポート。
午前中から着手していた某テキスト原稿を推し進める最中も、「かくれんぼしよ!」と部屋に入り浸りで仕事になりにくい状態。
シャワーを浴びる最中、脱衣所に延々いて、ドアを開けたままなんだかんだとおしゃべり。
「そろそろあがる?」と質問したかと思えば、必要のない洗顔フォーム、洗髪用ブラシを浴槽の蓋の上に起き並べてくれる。
最後にはここのところ恒例とも言えるのだが、おいらがこれから着衣するパンツを適当に選んで浴室に投げ込んでくる。
湯上がりのおったんの行う一連の作業を先回りし、Tシャツも一緒にタンスの引き出しを一緒に開けないと気が済まない。おもむろに。
脱衣所に上がった際、ご丁寧に扇風機のスイッチも入れてくれるし、もう笑うしかない。ホントに腹の底から笑いがこみ上げてくる。
ここからの2時間が大変だった。
何かと理由をつけ、とにかく外出を許してくれない。最終的には乙女の涙という手段を行使し、抱きついてきて「いったらダメ!」の引導を言い渡された。
続けて「おったん、かえってこないじゃん」と強き一言。
確かに彼女が稼働している時間帯に帰宅することは皆無ではある。ホントに困った。Rちゃんごめんなさい。
途方に暮れた頃、グレープジュースを飲ませたところ、少しソファに落ち着いてくれたので、テレビのスイッチを入れた。放送中のドラマに軽く見入り、「じゃあ行ってくるね」と伝えたら、テレビ画面目線のまま大きな声で「いってらっしゃい!」
何のスイッチが入ったのか、今日はどんな心境になっていたのか。貴重な一日の始まりといえた。
入稿のはざま、音楽人Tと夕飯に。
どえらい音源を入手し、日付の変わった頃、編集部PCで拝聴。出音、果てしなくいぶし銀。
投稿者 yonezawa : 2010年08月06日 19:28
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