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2010年 08月 29日

ジェイク・シマブクロ

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 このブログでも何度となく讃えたことだろう。
 渋谷オーチャードホールで行われる、恒例のジェイク・シマブクロ公演は年間を通じて最も楽しみな一日だ。
 いよいよ今年もその季節がやってきた。

 新作では、クイーンのボヘミアンラプソディのカヴァーもやっていたが、ジェイクなら当たり前に優れたアレンジだし、当たり前に優れた演奏だと認識し、特に深く受け止めるニュースでもない気がしていた。

 コンサートはアルバムの曲を中心に構成。問題の『ボヘミアンラプソディ』はコンサート中盤に奏でられた。

 イントロが始まった瞬間、CDのそれとは比較にならない破格の響きだと知覚。

 すごかった。

 とんでもない宇宙規模の音色がホール全体にこだまする。
 クイーンという比較対象のない凄まじきバンドが残した、この世でたった1つの旋律とアンサンブル。その極まる楽曲の機微を、ジェイクはウクレレ1本だけであますところなく再現し、そして独自の彩りを加えた。
 ほとんどの観衆が心で泣いていた。

 CDなどでは到底表現しきれない、2オクターブの4弦だけによる世界観がたまらない。
 世界トップ水準の演奏はここにあった。

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 ジェイクの音楽は、ライヴを見なきゃその真髄はわからない。
 ジェイクの身内中の身内Kの意見も言い得て妙だ。「ディラン同様、レコード(CD)はその時の記録でしかないってことでしょう」
 彼も、ジェイクのライヴ感をCDに収めるのは無理かもしれないと知っている。
 
 音楽家としてのあの表現力、演奏スキルに至っては、もうあれ以上のパフォーマンスを想像出来ない。
 つまり音楽家として機微は(もっと前からだが)頂点を極めた印象だ。
 後は、あのトップ・スキルを何十年継続するか、テーマの一つはそこにあるような気がしている。
 まだジェイクのライヴを知らぬ者は、おいらがライナーノーツを担った最新ライヴ盤を購入し、国内ツアー中のいずれかの公演を観るべきだ。

 加えてジェイクは人として最も重要な優しさ、配慮を兼ね備えている。
 今回、婚約の朗報は個人的にもとても嬉しいニュースだった。
 フィアンセに送ったという新譜#1収録の『kelly's song』は確かにアルバム中、最も優しさに満ち溢れている。
 ジェイクの音楽に触れられること、ジェイクと同じ時代を生きることすべてに感謝。

 ツアー・ファイナルとなる宮崎県はおいらの故郷であり、現在母親在中の町だ。
 ジェイクが「口蹄疫の影響を受ける本県に思いを寄せ…」という内容で綴った「全国ツアーで本県応援」という見出し記事の切り抜きを母が写メールで送ってきてくれたのだが、今日のMCではその件が語られた。

 当面、ジェイク&2人のKさんらと、また食卓を囲める日を妄想している。その日が実現したなら、もしかしてジェイクはまた目の前でバッハのレパートリーを生演奏してくれるかもしれない。
 暑い夏の全国ツアー、ジェイク&スタッフの皆様方、どうぞご自愛くださいませ。

投稿者 yonezawa : 2010年08月29日 04:01

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