2010年 04月 30日
ボクシングWBC、WBOダブルタイトル・マッチ世界戦
先日、九州から帰省した日、買わなきゃと思っていた書籍をコンビニで発見。
タイトル『意志道拓』。ボクサー:長谷川穂積の自伝を綴った本を迷わず購入した。
本日、ボクシングWBC、WBOダブルタイトルマッチ世界戦を見届けるべく夕方、日本武道館へ。
スペシャルリングサイドの席を贈呈してれた漫画家の高橋ツトム氏、そしてその席を手配してくださった長谷川選手両氏に大きく感謝。
セミでは粟生が痛快にTKO勝ちし、続くスーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃は、同級10位の挑戦者:バルウェグ・バンゴヤンを相手に盤石の試合運びで捉え、こちらもTKO(5R)で下し4度目の防衛に成功。
最高のお膳立てが出来た午後7時、メイン:長谷川の試合時間が近づいた。
WBOという団体は日本非公認ながら、勝てば世界(アメリカ)への大きなアピールとなる。長谷川は、めっぽう強いと評判だった同級王者:フェルナンド・モンティエルをあえて防衛戦の相手に選んでいた。
安定政権とも言える両世界チャンピオンの技術を思えば、どちらが勝つのかは中身を見るまで判らない。長谷川を信じる気持ちと不安が交錯する。まったく試合予想の出来ないままゴングが鳴った。
しかし、試合はまさかの結末を迎えた。
長谷川選手の4RTKO負け。結果、11度目の防衛に失敗。
3Rまでは長谷川が相手を見切っていたと感じさせたし「何ラウンドで決めるのか?」という期待も高まったぐらいだった。
モンティエルは時折トリッキーな動きで、相手のタイミングを外すリズムで攻めてくるが、突破口を見いだせない。しかし、4Rになってその読みにくい動きはより顕著になり、「これまでよりも予測しにくいパンチの繰り出し方もあるな…」と感じていた矢先のことだった。
残り時間10秒の拍子木が鳴った直後、決定的な1発、そして2発目以降の連打を打ち込まれた。
試合後、何人かの人たちからメールが到着。別件と併せて届いた江口兄からのメールに長谷川の試合に関して一言書かれてあった。
「負けたね。残念。でも剣豪同士の斬り合いみたいないい試合だった。」
まさに試合中、自分が感じていたことを端的に言い表した表現であり、その言い回しに胸のつかえがとれた気持ちになる。(未完の少年漫画『エイジ』(最終担当:米澤)が傑作であるはずだ)
岩谷テンホー兄からのメールにしても「相手も素晴らしいチャンピオンだったんだね。長谷川にパンチ当てるんだからなー。しかしラスト10秒の油断かな。」と、漫画家諸氏の視点の的確さに大きく納得。漫画家には強烈なボクシング狂多し。
帰社し、試合のVTR映像と控え室での長谷川選手のインタビューを見た。
「コンディションはパーフェクト。言い訳は出来ない」といった意味合いの言葉を語っていた長谷川選手。
正直、言葉も出ない結果であり、個人的にもかなりズシンときた試合ではあったが、再起戦の未来に向けて、一ファンとして応援し続けたい。
今日は負けてしまったが、長谷川穂積、世界に誇れる素晴らしいボクサーだ。
投稿者 yonezawa : 2010年04月30日 20:21
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: