2009年 10月 16日
tommy
記憶が間違っていなければ、91年2月24日のロリー・ギャラガーの公演(旧:郵便貯金会館)以来、この地:芝メルパルク・ホールにやってきたのかもしれない。
トミー エマニュエル来日公演。
ロビーでTシャツを買っている時に前座の演奏が聴こえてくる。
オンタイムの午後7時、オープニングを努めるステファン・ベネットの登場。
彼の弾くギターの中で、100年の歴史のあるというハープ搭載のような大仰なアコギの音色が柔らかく優しかった。初めて知ったギタリストだったが、トミーの盟友といった面持ち。ナイス。
数分後、ステファンが引き上げ、入れ替わりにトミー登場。
何の演出もないまま、ただ朴訥に登場し、そしてイナズマのようなハイテンションのプレイが突然始まる感じ。
もう声が出せないほどの超絶技巧の嵐。しかし、際立ったメロディの主張と圧巻のリズム感が、お仕着せがましさをまったく感じさせない。
ぐうの音も出ない、舌を巻く演奏がここから延々と始まる。
「上手い」と言うよりも、ここまでいくと大げさな意味ではなく神の領域と言えるよう。
おいらの生涯で、ある意味これ以上のアコースティック・ギターのプレイに出会うことはなかろうと思われる。
2人目のサプライズ・ゲストで登場したのはジェイク・シマブクロ。
この公演に彼が登場することはあらかじめ知っていた。
トミーの親友にしてこのステージに相応しいキャスティングと言えた。
たまたまジェイクはこの日、日本公演の最中だったが、明日の神戸で国内ツアーのファイナルを迎え、そして彼は再びアメリカ・ツアーへと突入する。
2人で奏でたザ・ビートルズのアンサンブルの美しさといったらない。
ジョージ・ハリスンは、なんとアコースティックにベストマッチする創作をしてくれたか。
今やこの2人のためにある曲と言わんばかりの『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』が芯に響く。『ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア』の完成度に心で泣いた。
再びトミーのソロとなり、アンコールまで非の打ち所のないステージングを堪能した。
控え室でジェイクに再会。「ヨネザワさんが来ると知っていたのでガンバリマシタ!」というジェイクのリップサービスがとても嬉しかった。
明日は札幌出張につき、余韻に浸るための飲みを断念し、夕飯食べて即帰宅。
投稿者 yonezawa : 2009年10月16日 21:29
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL: