2009年 09月 17日
SUPER ROCK'84 IN JAPAN
人生ハードロック一色だった19歳の夏。全身が興奮に包まれたあの日。
1984年8月6日夕方、今は無き「福岡スポーツセンター」(現:ソラリア)においらは居た。
コンサート名は「SUPER ROCK'84 IN JAPAN」。出演はアンヴィル、ボンジョヴィ、スコーピオンズ、ホワイトスネイク、マイケル・シェンカー・グループ
(Bon Jovi,Anvil,Scorpions,Whitesnake,Michael Schenker Group)。
公演は、当時としては珍しくなかった日本縦断規模で行われていた。ツアー発表前後にクワイエット・ライオット(Quiet Riot)がアメリカで馬鹿売れしてしまい参加できなくなったそうで、当時デビューしたての新人としてボンジョヴィが加わったそうだ。
つまりまだ誰もよくは知らない、ボンジョヴィの初来日のタイミングとなった。
正直、記憶ではボンジョヴィ、ホワイトスネイク、マイケル・シェンカー・グループしか思い出せない。思い浮かぶのはカヴァーディールの歌唱力と、マイケル・シェンカーの巧さとフレーズの色気、ボンジョヴィの元気さだけ。
マイケル・シェンカー・グループのヴォーカルはレイ・ケネディーという臨時の雇われボーカリストだったそうで、当時を記した記述では大層悲惨なパフォーマンスだったと言われているようだが同じく記憶にない。
これらの豪華メンツの中で、さらに記憶の片隅にも残されていなかった完全黙殺状態のバンドが居た。
アンヴィル------
このバンドのことは記憶を司る海馬から本能的に抹消されてしまったのか、無意識に記憶に蓋をしてしまったせいだったのか…。
アンヴィルは、80年代中頃に活躍したカナダのヘヴィメタルバンド…だと今日初めて知った。「メタル・オン・メタル」をヒットさせ、84年のこの機会に来日公演を果たしたバンドだったようだ。
「アンヴィルのハードコアなメタルはスラッシュメタルやデスメタルの先駆けとも言われ、メタリカのメンバーもはっきりとアンヴィルの影響を認めている。ガンズのスラッシュやモーターヘッドのレミーも彼らを高く評価」と資料にある。
しかし、アンヴィルはその後、世間の目から消えた。
そのアンヴィルのドキュメント映画『アンヴィル!』を本日鑑賞したのだった。
今から1年以上前、S社:Sよりその作品の概要は聞かされており、内容だけで興味津々だった。
来日公演こそ果たし、当時その分野の方面ではそれなりの注目を得たバンドだったようだが、大した成功も果たせないまま埋もれてしまったバンドの一つ。
映画はバンドのヴォーカルでギターのスティーヴが、アンヴィルを復活させようと四苦八苦する様を追いかけたドキュメンタリー作品となっている。
これが大変な傑作映画として構築されているのだ。まず予告編で惹き込まれることになった。
映画『スクール・オブ・ロック』はおいらも漫画誌上で大いに啓蒙記事を作成したものだったが、本作も同様、是非音楽の好きな者には大いに啓蒙したい気持ちになった。
S社スタッフで、おいらの隣で鑑賞していたRは、終始涙を拭いながらスクリーンを見つめていた。
売れる売れないのせめぎ合いは、ショービジネスの世界に不可欠であり、現実としてその活動の歴史と生活にすべてのしかかるシビアなジャッジとなるのだが、成功した者にも成功の途上にある者にも、胸に訴えかけるであろう内容の作品だった。
勿論、アンヴィルの音楽の善し悪しは聴く者による判断であることで構わない。
ただ、アンヴィルのメンバーが憎めない魅力的な人物であったことには確信を抱いた。
スラッシュによるリスペクトの意を表したコメントが感慨深かった。
http://anvilmovie.com/
●ANVIL(アンヴィル)
リップス(LG&LV)
デイブ・アリッソン(G&V)
イアン・ディクソン(B)
ロブ・レイナー(D)
●BON JOVI(ボン・ジョヴィ)
ジョン・ボン・ジョヴィ(LV&G)
リッチー・サンボラ(LG&V)
アレック・ジョン・サッチ(B&V)
デヴィッド・ラッシュバウム(K&V)
ティコ・トーレス(D)
●THE MICHEL SCHENKER GROUP(ザ・マイケル・シェンカー・グループ)
マイケル・シェンカー(G)
レイ・ケネディ(V)
デニス・フェルドマン(B)
アンディ・ナイ(K)
スティーブ・オーギー(BV)
テッド・マッケンナ(D)
●SCORPIONS(スコーピオンズ)
クラウス・マイネ(V)
ルドルフ・シェンカー(G)
マティヤス・ヤプス(G)
フランシス・バッチョルズ(B)
ハーマン・ラルベル(D)
●WHITESNAKE(ホワイト・スネイク)
デヴィッド・カバーディール(V)
ジョン・サイクス(G)
ニール・マーレー(B)
コージー・パウエル(D)
リチャード・ベイリー(K)
投稿者 yonezawa : 2009年09月17日 11:59
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