2009年 09月 16日
Jean Giraud
Sからのメールで唐突にメビウス[Moebius]の画集欲に駆られた。
1年前、Sに対して「おまえにメビウスを教えたる! 次回会うときには画集を観せてやる。覚悟しておけ」と言った約束をきっぱり忘れていた。
メビウス(ペンネーム)=ジャン・ジローは、日本選りすぐりの漫画家諸氏にも多大なる影響を与えたフランスの漫画家。
中でも「鷹が猫と戦い、鷹が勝利を収め、猫の目の玉を咥えて飛び去り、そこから離れた場所に待っていた目のない主人に、その猫の目を差し出す…というサイレント・コミック」とか「身体が徐々にデキモノのようなものでふくれあがり、いっぱいになり、やがて岩みたいになってしまう…というサイレント・コミック」がとりたてて欲しくなった。
あと、ジミヘンの『ヴードゥー・スープ』も。
この↑ジャケットに描かれたイラストにも、当時呻ったものだった。
フランスの出版社の友人:Dは、わざわざメビウスの奥様からCD-Rにイラストを写し込んでいただき、一昨年前の来日の際、おいらにお土産として贈呈してくださったことがあった。
時代時代に絵柄の変化がありながらも、一貫してその魅力は薄れることがない。
素人風情に、安易に「あんな絵が描きたい!」などと想像すらさせない圧倒的な線。しかもシンプル。
公式にはクレジットされていないそうだが、メビウスはリドリー・スコット監督によるSF映画『ブレードランナー』には主要キャラクターの衣装デザイナーとして参加しているそうだ。
谷口ジローの傑作漫画作品『イカル』
では、メビウスが原作を務めている。
日本漫画界に次いで、フランス(&ベルギー)コミック界にも多くの逸材が存在するかと思うが、未だかつてメビウス以上の線を感じさせるヨーロッパの漫画家には出会ったことがない。
投稿者 yonezawa : 2009年09月16日 16:31
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