2008年 12月 28日
上原ひろみ Tokyo International Forum Hall A Tokyo-City,Japan
年の最後を締めくくるライヴ観戦は、国際フォーラムAで行われた「上原ひろみ」となった。
17時に開場着。
10分程度時間が経過した後、LPの針のノイズ的MCに混じったホンキートンク・ピアノでコンサートの幕が上がる。いきなり軽快で上手すぎる。演出も演奏も。
結論から言えば、ある意味彼女の音楽人生史上、頂点のコンサートだったのではなかろうか。幾度となく彼女のコンサートを見てきたわけではまったくないのだが、そうした確信を感じさせるほどの技量であり、雰囲気であり、タイミングであり、音響であった。
先日、新宿の行きつけの居酒屋で偶然女優の大竹しのぶさんを見かけたのだったが、その際も同席していたHが今日の連れとなってくれた。
一席空けてHの並びにいらしたのは、モノマネを得意とする日本のタレントで女優のSMさんだった。
SMさんは、上原ひろみの究極の演奏を凝視し、コンサート中、涙を拭きながら観戦されていた。
ピアノを得意とする者ほど、そのスキルに対して驚嘆と感動が同居し、感極まる様が重々理解できた。
連れのHは座って観戦出来る席環境だったにも関わらず、もう立ち上がらずにはいられない状態。
会場の、ほとんどの観衆がそうした高揚した気持ちになっていたのではないか。
演奏はインストのみ。かつ、ほとんどロック・バンドのような迫力のあるアンサンブルでまとまっており、個々の演奏技術の凄さをかいま見せる演出と、終始全員が主人公に成る得るメンバーの妙と魅力がビシビシ伝わってくる。
上原ひろみは、彼女にすれば世界最高のパートナー(メンバー)を探してあてていた。
厳密には少々のミスがあろうとも、何もかもを吹き飛ばす迫力と包容力を有したコンサート。リハーサルの質と量がさぞ凄かったろうことが、演奏中のキメで確信に至る。
「圧巻」と言う言葉が最もピッタリくる、舌巻きまくりな2時間強の瞬間瞬間だった。
海外を拠点にした音楽活動を行う上原ひろみは、今日のツアー・ファイナル後、正月休みで実家でゆったりするのだろうと思いきや、3日後の大晦日にはボストンでのコンサートがあるそうだ。
予定になかったろう2度のアンコール後、楽屋を訪問。
ファイナルの、この日のコンサートに訪れられたご両親も、せっかくの師走に帰国していながら、再び異国へと飛んで行ってしまうことはきっと淋しかろうと察するが、彼女の意志は音楽に関する向上心のみで突き動かされているようだ。
今はそれでよいのだ。
チック・コリア・ライヴ以来の再会を果たし、取材の際の御礼をお伝えし、焼きたての美味しいパンをひろみちゃんへの差し入れに。
ホットな気分で盛り上がるHと新宿へ移動し、タイ料理。
ひろみちゃんの身内的立場にいる音楽人:Tも合流し、日曜日のゴールデン街で一軒梯子し、今年最後の外呑みを終える。
投稿者 yonezawa : 2008年12月28日 12:06
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