2008年 07月 16日
A BIG HAND FOR THE LITTLE LADY
昨日、漫画家:高井研一郎先生よりお貸し戴いたDVDを、漫画家:昌原光一が中継し、宅配送付してくれた。
長年観たい観たいと思っていた、古い洋画『テキサスの五人の仲間』が編集部に到着。
深夜入稿を終え、居眠りしながらの帰宅のくせにどうしても今観ておきたいと考え、結局今朝までかかって鑑賞。
テキサスの五人の金持ち連中が、年に一度行うポーカーの大勝負。そこへたまたま居合わせた夫婦が勝負に大きく巻き込まれていくと言うストーリーだ。
この作品の噂は20年くらい前から聞いていた。
大昔に漫画家:中崎タツヤさんと初めてお会いした席で、彼に「こんなストーリーの映画のタイトル、知りませんか?」と問われ、答えられなかったおいらは、その内容を明確に伺い知ることとなったのだが、ストーリー概要を正確に聞いて、益々その作品を無性に観たくなったのだ。
中崎さんが子供の頃、テレビで観た映画だったそうだが、(おいらとお会いしたその当時は)タイトルが解らないので探し出せなかったそうだ。
おいらも何年にもわたり、飲みの席で多くの人々にその内容の一部を語り、タイトルを探していたが解らなかった。
およそ10年前、この話を漫画界きっての映画通と言っていい昌原光一にふと伺ったところ、「ああ〜、それは『テキサスの五人の仲間』ですよ!」と軽く答えてくれた。
本作は1966年:アメリカ作品で、おいらはその頃2歳、昌原は産まれていない時代だ。
聞けば何度かテレビ放映されているとのことだったが、ソフトの版権も切れ絶版状態。ともかくおいらは鑑賞した記憶がない。
さらに昌原がこう付け加えるのだ。
「あの作品は『スティング』よりも上だと思いますよ。(立川)談志師匠もそう言ってましたよ!」
狙う演出ポイントに向かって、ブレのない脚本がシンプルで痛快。
40年以上昔の作品なのに、演出の肝がまるで色あせていない。このアイディアを参考にした作品は、映画に限らず数多くあるのではなかろうか。
先生と昌原に大きく感謝。
監督:フィルダー・クック、脚本:シドニー・キャロル、主演(と言っていいのか?):ヘンリー・フォンダの、ゲーム中の表情が印象的。
ジェイソン・ロバーズは高井先生に似ていた。
※ストーリー…テキサスの金持ち連中五人が集まって、ポーカーの大勝負が行われる。そこへ、ポーカー好きの男がやってきて、勝負に加えて欲しいと頼み込む。しかし、男は瞬く間に金をスッてしまい、男の妻が代わって挑むことになるが……。
夜、V社:Uちゃんと大変久々のサシ飯。
待ち合わせのJR改札よりUちゃんお勧めの目的の店に着くなり、おびただしい枚数のDEEP PURPLE紙ジャケ・シリーズを贈呈いただき大感激。
クーラ・シェイカーのクリスピアンが嫉妬しそうだ。
やってきたのは豊島区南長崎辺りの和食店。
このお店:Nの食材の何もかもが素晴らしい。
鮎も天然物。鰻も天然物。鰻に関して大将の弁は「養殖物だと余計な油があるんですよ」
おいら、鰻などは脂がのっている状態こそがよい鰻だとばかり考えていた。
確かに、締まった質感の舌触りで味にも品格を感じさせるシロモノだった。魚を感じさせるのだ。
刺身にしろ、澄んだ淡水の池沼に自生するジュンサイも、わさびを効かせて喰えば美味しいったらない。
2件目にたどり着けないぐらい、お腹いっぱい料理を堪能する最中、隣あわせた客がどうも出版関係の方々のようで、漏れ聞こえる会話の中に、伊丹由宇兄の話が。
店主である大将と、そのお客で、「伊丹由宇の文章がどれほど信頼があるか」という、大リスペクトなやりとりをしていた。
こうなったら黙っちゃおられない! とばかりにおいらも話に参戦。
「伊丹兄はおいらも大の仲良しなんですよ」と少し鼻高々な気分。
伊丹由宇の選んだ300件の店の中からさらに厳選し、100件を選出した原稿の記述があるそうで、その100件にこの名店:Nもしっかり掲載されたそうだ。
22時を回れば、女将さんより飲酒の許可が下りるという大将。その鉄則は後で聞いたのだが、心地よき会話に、新鮮で丁寧な食材を堪能するうち、時計が22時を5分回った。
「まぁ1杯いかがですか?」と1本大将にお付き合いいただく。
大将の交流関係の広さに呻りながら、先日25週年を迎えられたという店には秋元康さんから贈呈された綺麗な花が飾られてあった。
こんな辺鄙(失礼!)な場所で、こんな名店に巡り会えるとは!
すぐ裏にあるという「トキワ荘」を取り巻く話も、実に興味深いものだった。
次回の訪問を約束しつつ、Uちゃん行きつけの中野駅界隈のバーで、軽く3杯。
ミュージシャン取材の幾つかの現場で、共に仕事してきたUちゃんの配慮は、今日も温かかった。
投稿者 yonezawa : 2008年07月16日 17:18
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