2007年 10月 30日
粋
渋谷で自由人:Rと待ち合わせ、以前テリー・ギリアムと再会させていただいた飯屋へ。
1品ずつの価格はそれなりだが、ここのビルに入った数軒の店は渋谷では珍しく好みな店舗が多い。
赤ワインを注文したのだけれど、まだ入店間もなかろうと思しき青年が向こう側で、注いだワインのグラスの中身の匂いを一々嗅いて出すのがどうにも気分がよくない。
ソムリエのそれではなく、明らかに「(このワイン)大丈夫か?」のニュアンスを含む動きに見えるのだ。
飲食店は、どれほど清潔で端的な店構えをなしていても、たった一人の従業員の志一つで一気に覚めてしまう。
どんなに高級食材を出そうが、どんなに最高のサービスがあろうが、まっとうな感覚を持っていない従業員の店だけは馴染めないものだ。
こうした、人としての品格や“粋”の意味合いが上手に書き記された『全思考・北野武』(幻冬舎)を読む度に、心がビッと引き締められてきた。
おいらにとって人生に必要な書のひとつ。北野武の“粋”は世界に愛されている。
投稿者 yonezawa : 2007年10月30日 14:29
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